

Zurich North Americaは、ネットゼロ達成に向けた取り組みの一環として、DynatraceおよびAheadとの連携によりクラウド移行を加速しております。

AheadとDynatraceの導入により、当社のオブザーバビリティソリューションの運用コストが30%削減されました。
責任ある持続可能な成長を推進する
Zurich North Americaは米国最大級の保険会社の一つであり、農業から建設業に至るまで、様々な業界の消費者や企業様を支援しております。同社は世界で最も責任ある影響力のある企業の一つとなることを目指しており、その一環として2050年までにネットゼロ排出を実現すべく取り組んでおります。こうした取り組みを支援するため、Zurich North AmericaはIT環境の変革を進めており、アプリケーションを従来のデータセンターからクラウドへ移行することで、サービス耐障害性と効率性を向上させつつ、カーボンフットプリントの削減を図っております。
事業継続性を維持するためには、アプリケーションのクラウド移行時に、そのパフォーマンスと健全性をリアルタイムで可視化し、死角をゼロにすることが極めて重要でした。これを実現するため、チームはクラウドサービスの稼働開始時に、完全な制御権とオブザーバビリティ機能の導入能力を必要としていました。さらにチューリッヒは、クラウド環境のCO2排出量とエネルギー消費量をチームが把握できるようにし、過剰にプロビジョニングされたリソースの最適化と、より持続可能な選択を可能にしたいと考えていました。
オブザーバビリティを中核とした変革
戦略的変革パートナーである Ahead 社と協力し、チューリッヒは、クラウド環境のための新しい目標運用モデルを設計し、その中核的な要素としてオブザーバビリティを重視しました。同保険会社は、エンドツーエンドのテクノロジースタック全体に可視性を提供し、チームがクラウドに移行する際にアプリケーションのパフォーマンスのベースラインを設定できる、動的に拡張可能なソリューションを求めていました。Ahead 社は、デイヴィス AI エンジンによる拡張性とインテリジェントな自動化機能を備えた Dynatrace が、チューリッヒのニーズに最も適していると推奨しました。
Zurich North America のクラウド基盤サービス責任者、リンジー・ビュエル氏は次のように述べています。「Dynatrace の本当に素晴らしい点は、当社のビジネスに必要な非常に多くのアプリケーションやインターフェースと、非常にうまく統合できることです。」 「Dynatrace を使用すると、コンソールを確認し、いくつかの質問をするだけで、問題のある領域を非常に正確に把握することができます。つまり、すべてのチームに連絡する代わりに、必要なチームだけに連絡すればよく、より迅速かつ低コストで問題を解決できるということです。」
Dynatraceの導入により、当社が経験したITサービスインシデントの件数が89%減少いたしました。1年間で71件からわずか8件にまで減少いたしました。
Dynatraceによる成果
- 移行の加速:アヘッドはDynatraceとの提携により、チューリッヒの従来型オブザーバビリティソリューションの運用コストを30%削減する特注サービスパッケージを構築いたしました。このコスト削減により、チューリッヒはリソースを解放してより多くのアプリケーションを監視可能とし、クラウド移行の加速と監視の死角解消を同時に実現いたしました。その結果、チューリッヒは2年足らずでクラウド上で稼働するアプリケーション数を162%増加させました。
- 安定性の向上:この加速的な移行期間の終了時点で、チューリッヒはアプリケーションの80%をクラウドに移行しました。このような急速な変化にもかかわらず、ITサービスインシデント数は89%減少(年間71件からわずか8件)しました。この改善は、Dynatraceが問題を早期に特定する能力により実現され、チューリッヒのチームはサービスに影響が出る前に解決できるようになったためです。
- 迅速な復旧: DynatraceのAIを活用したインサイトにより、チューリッヒのチームはAPIやクラウドサービスなどのサードパーティソリューションの問題がどのサービスに影響を与えているかを即座に特定できます。その結果、大規模なグローバルIT障害などの事象の影響を手動で評価する必要がなく、重要なサービスを迅速に復旧させる優先順位付けに集中できます。
- 持続可能性の向上:Dynatraceのカーボンインパクトアプリにより、チューリッヒのクラウドサービスチームはインフラのCO2排出量とエネルギー消費パターンを把握し、環境を最適化して効率的に運用する方法を特定できます。その結果、チームはより優れたデータに基づく意思決定を行い、2050年までのネットゼロ達成に向けたチューリッヒの取り組みを支援できます。
「変化が最も激しかった年こそ、インシデントが最も少なかった年でもあります。これはDynatraceのおかげとしか言いようがありません」とビュール氏は続けます。「Dynatraceは当社の回復力を高めるだけでなく、クラウド環境のCO2排出量とエネルギー消費量を驚くほど詳細に可視化してくれます。こうした知見をもとに、より優れた環境配慮型の意思決定を行い、より責任ある企業へと成長できるのです」
Dynatraceのインサイトを得て、1年間でアプリケーションの80%をクラウドに移行いたしました。これは非常に素晴らしい成果です。
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