OneStreamは、Dynatraceを活用し、市場をリードする財務計画ソフトウェアの持続的な成長を推進しております。

OneStreamは、ガートナーの「財務計画および決算・連結ソフトウェア」マジッククアドラントにおいてリーダーに位置づけられており、CFO部門の近代化を実現する業界で最も包括的なクラウドベースのプラットフォームを提供しております。同社のビジョンは、中核的な財務機能を統合し、CFOが事業戦略、イノベーション、成長の重要な推進役となることを可能にする、現代の財務部門のためのオペレーティングシステムとなることです。OneStreamのデジタル・ファイナンス・クラウドはこのビジョンを実現します。主要な財務・業務データとプロセスを統合し、AIを組み込むことでより迅速かつ優れた計画立案と予測を可能にします。また無限に拡張可能なため、お客様のビジネスニーズの変化に応じて新たな機能を追加し、さらなる価値を実現できます。

OneStreamの顧客がクラウド上での財務データ管理に慣れるにつれ、同社はプラットフォームをMicrosoft Azure上のより柔軟で動的なKubernetesアーキテクチャへ移行いたしました。Azureへの移行により、OneStreamは効率的な運用と迅速なイノベーションを実現し、大規模な成長を継続することが可能となりました。OneStreamはこの成長を活かし、問題発生時には迅速に根本原因をトレース・解決することで、お客様の要求に応え、それを超えることに注力しております。

OneStream社は、分散型クラウドアーキテクチャの複雑性を簡素化するため、手動による問題の優先順位付けやログ分析を不要とするフルスタックのオブザーバビリティソリューションの導入を検討しておりました。このアプローチにより、クラウド環境におけるスケーラビリティが向上し、サポートチームが問題のトラブルシューティングに費やす時間を削減できるため、顧客満足度の向上に寄与することが期待されました。市場を評価した結果、OneStreamはDynatraceの統合型オブザーバビリティおよびセキュリティプラットフォームを選択いたしました。その広範かつ深い機能性、Microsoft Azureへのネイティブサポート、ならびにマーケットプレイスを通じた導入可能性に感銘を受けたためです。これにより調達プロセスが簡素化され、OneStreamはAzureへの投資効果を最大化することが可能となりました。

「お客様から問題の報告を電話で受けた際、その問題を調査するために、様々なセキュリティ管理手順を経てお客様の環境へのアクセス権を取得する必要がありました。これは非常に手間がかかり、時間を要するプロセスでした」と、OneStreamのアーキテクチャ担当上級副社長であるライアン・ベリー氏は述べています。「サポート部門が問題の原因を特定できない場合、コンサルタントやエンジニアといった専門家の支援を要請する必要があり、これは財務的な影響を伴います。当社は複数のプラットフォームを評価した結果、Dynatraceの革新性と統合された機能ポートフォリオに強く惹かれました。これにより、自社環境で実際に何が起きているのかを可視化できるのです」

• プロアクティブな問題解決：Dynatraceのインサイトを活用することで、OneStreamのエンジニアリングチームは、Azureリソースの割り当てを最適化し、新バージョンリリース前に問題を特定することで、プラットフォームのパフォーマンスをプロアクティブに改善できます。これにより、顧客体験の向上に寄与するだけでなく、サポートおよび運用チームが対応する必要のあるインシデントの件数も削減されました。その結果、OneStreamは12か月間で7桁のドル単位のコスト削減を見込んでおります。
• コスト効率の向上： 従来、OneStream社はプラットフォームの問題の優先順位付けやAzureクラウド環境の管理に、複数のカスタムソリューションと自社開発のアプローチに依存しておりました。これらのソリューションはクラウド上で構築・運用されており、月額数十万ドルに及ぶ追加の運用コストが発生しておりました。Dynatraceへの移行により、OneStream社は従来のツールを廃止でき、さらなる大幅なコスト削減を実現しております。
• 協働の強化：Dynatraceは単一の管理画面を提供し、OneStreamのビジネス部門、エンジニアリング部門、コンサルティング部門がソフトウェアの動作を把握し、基盤となるAzureインフラが顧客体験に与える影響を特定することを可能にします。その結果、より効果的に協働し、効率的に業務を進め、優れた顧客体験の創出とビジネス価値の向上に取り組むことができます。
• 設計段階からのプライバシーとセキュリティ：OneStreamが事業を展開する市場の性質上、新たなオブザーバビリティソリューションが世界各国の金融サービス規制に厳格に準拠していることが極めて重要でした。Dynatraceの「設計段階からのプライバシーとセキュリティ」アプローチは、規制要件に沿って機密データを分離・保護する機能を顧客に提供し、OneStreamのニーズを満たす最適なソリューションであるという確信をもたらしました。

「Dynatraceにより、より多くのことを実現し、顧客の問題に積極的に対応できるようになりました。これは画期的な変化です」とベリー氏は続けました。「当社のエンジニアは、導入直後から非常に大きな価値を得ています。お客様との連携を強化し、お客様が直面する可能性のある重大な問題に対してより迅速に対応できるようになりました。Dynatraceの能力を目の当たりにしたとき、エンジニアリング部門全体がこのツールの真の威力を実感しました」