金融業界におけるオブザーバビリティの状況

差別化と複雑性：2024年のFSI企業に関するテクノロジーの課題

Dynatraceは、金融業界および保険業界の大手260社のグローバルCIOおよびシニアITリーダーを対象に、デジタルトランスフォーメーションに関する調査を実施しました。

金融業界における競争はかつてないほど激化しています。

この厳しい競争環境の中心にあるのはテクノロジーであり、組織はデジタルサービスを通じて差別化を図っています。

ただし、従来のテクノロジーと最新のマルチクラウド環境の組み合わせは、ITチームやセキュリティチームにとって管理が困難なものになっています。

12

平均的なマルチクラウド環境を構成するさまざまなプラットフォームとサービスの数。

89%

過去12か月間でテクノロジースタックの複雑性が増したと回答した企業の割合。また、54%が今後も引き続き複雑化し、

11

アプリケーション、インフラストラクチャー、およびユーザーエクスペリエンスを管理するためにFSI企業が使用している、オブザーバビリティまたは監視ツールの平均数。

81%

ツール、プラットフォーム、アプリケーションの数が、マルチクラウドをますます複雑にしていると回答したFSIのテクノロジーリーダーの割合。

クラウドネイティブの世界にとって拡張性と効率性は最適ですが、クラウドの可視性の維持という課題が加わります。

87%

従来のテクノロジースタックと比較して、動的なKubernetesアーキテクチャの可視性を維持するのは困難だと回答したテクノロジーリーダーの割合。

ITOpsとセキュリティのチームは、自動化を推進し、よりスマートな意思決定を行う代わりに、Data Firehoseと格闘しています。

88%

クラウドネイティブなテクノロジースタックにより、人による管理能力を超えた膨大な量のデータが生み出されていると回答したFSIのテクノロジーリーダーの割合。

85%

ログの格納と分析にかかるコストは上昇しており、ログによって得られるメリットを上回っていると回答したリーダーの割合。

79%

オブザーバビリティとセキュリティデータのための統合型プラットフォームをすでに使用しているか、今後12か月以内に導入を予定している企業の割合。

これらの機能は、複雑性の解決に役立ちます。しかし、ほとんどのFSIでは、初期の分析と自動化戦略から限られた価値しか見出されていません。

75%

マルチクラウドの複雑性を軽減するためにAIOpsをすでに導入している企業の割合。さらに18%が今後1年以内に導入予定

94%

確率的機械学習アプローチには手作業が必要であるとし、AIOpsツールで提供される価値は限定的であると回答したテクノロジーリーダーの割合。

82%

AI、分析、自動化機能の成熟度は、ベンダーやパートナーの選択において、より重要な役割を果たすだろうと回答したテクノロジーリーダーの割合。